介護保険制度の概要

介護保険制度について

介護保険制度について

皆さんは介護保険制度ってどのような制度かご存知ですか?病棟で働いている看護師さんなら、意外と詳しいところまで知らない人が多いかもしれません。

 

介護保険制度の保険者は皆さんが住んでいる各市町村になります。1号被保険者(65歳以上の人)と2号被保険者(40歳以上65歳未満の人)は、それぞれ定められた額の保険料を、保険者である市町村に納めます。

 

介護保険制度を利用してサービスを受ける場合、自己負担金は1割だけです。残りの9割はみんなが納めている保険金の他、公費で賄われています。例えば10000円のサービスを利用したとすると、自己負担額は1000円で、残りの9000円は保険料や公費で賄われるということですね。

 

サービスを提供した事業所には、利用料として支払われてたお金が入るわけではありません。毎月給付管理票を整理して介護報酬を請求することで、事業所に収益が入るという流れです。介護保険制度が導入される前は、介護施設への入所等は全て措置として取り扱われていました。

 

つまり、サービスの種類を自分で選んで契約することは出来ず、「あなたに合うサービスはこれです」と役所から言われたことを受け入れるしかなかったのです。介護保険制度が始まってから、介護サービスは全て利用者側が自由に選ぶことが出来るようになりました。

 

このおかげで競争原理が働き、サービスの量・質があがりました。また介護系施設の入所にあたっては、高所得の人ほど負担金が大きかったという理由から、治療の必要性が低い人が病院に入院する「社会的入院」が増える一方でした。

 

増え続ける社会的入院は、限りある人材やベッド、医療費を無駄遣いすることになり、介護保険制度導入の大きな目的の一つに、この社会的入院をなくすことが掲げられていました。

 

介護保険制度を理解するうえでの基本的な内容をご紹介しましたが、これからも介護保険制度についてのお話をしていきたいと思います。

 

まだあまり馴染みがないと思うかもしれませんが、親の世代が1号被保険者になろうとしているくらいの年代の人は、この制度について知識を深めておいて、損はないと思います。


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